【子育て】ADHD×HSPぎみの親子の体験談!

高校生までの男子の子育て体験談を良かったこと悪かったことを発信します。

【大学入試】2023年明治大学3学部合格のHSP×ADHDぎみの親子の体験談

都立の中の上、上の下の高校から現役で明治大学商学部経営学部、法政大学・経営学部、成蹊大学経営学部、専修大学・経済学部と商学部に合格した不安症、不注意症の親子の体験談です。子供以上に不安、不安、不安の受験期を乗り越えた軌跡をお伝えします。ママ友なし子供は学校の先生に嫌われまくっている何だかねって感じの親子のストーリーが今後同じ様なお母さんの助けになればと願っています。

受験料はがいくらかかるのか不安

一番不安だったのはお金がいくらかかるのかです。受験料はトータルで322460円で約30万円でした。11月の河合塾の最後の面談では「50万円位はかかるかも」と言われていたので覚悟はしていました。でも何とかノックダウンだけは免れたくらいでかなり心はヨレヨレでした。

 

内訳は大きく2つに分けられます。2023年1月14・15日に行われた共通テスト利用4校と2月に受けた一般受検7日分の受験料です。

共通テスト利用の受験料(4校)7万円くらい

共通テストを受ければ何校でも申し込めるシステムです。共通テストは学校で一括申し込みでした。3教科以上だと18000円です。うちは私立文系受験に搾っていたので国語、英語(リーディング・リスニング)、日本史Bの3教科受験でした。 

72530円はこれ以外の金額で共通テストの結果を利用して4校に申し込みました。1校18000円と聞いていましたが各大学によって微妙に金額が違いました。専修大学・経済学部と商学部(17990円)、東洋大学(20440円)、法政大学(18000円)、成蹊大学(16100円)。

同じくらいだなと思えますが一番コスパがいいのは専修大学でした。17990円で2学部申し込むことができました。次が東洋大学同じくです。他に行きたい学部がなかったので3教科均等配点と最高得点重視2つの入試方法に申し込みました。

学部別一般入試の受験料(7日分)25万円くらい

学部別一般入試の受験料の総額は249930円で約25万円でした。こちらは基本全校、全学部35000円で手数料が多少違いました。國學院大学(経済学部)、法政大学(経営学部)、明治大学(情報コミュニケーション学部、経営学部、商学部)、青山学院大学(経済学部)、東洋大学経営学部)の合計金額です。各大学で全学部入試というのがありますが、子供が倍率が高いから無理というので1つも受けませんでした。

受験料の支払いはセブンイレブンがとても簡単!

共通テスト利用の申し込みは期間が一週間くらいしかないので不安でしたがコンビニで24時間できるので簡単でした。スマホがあるならセブンイレブンなら払込票画面を見せるだけで支払いができるので簡単です。初期に申し込んだ共通テスト利用と第一希望の明治大学青山学院大学だけは銀行の隣のファミリーマートでやりました。マルチコピー機で伝票を印刷してレジに出して支払います。全然難しいことはありません。ただセブンイレブンは至って簡単でした。支払い後は日時が各大学またはucaroのページ上に表示されるので支払ったか不安になってもいつでも確認できます。

滑り止めは受けなくていいのか不安?

人によりますがうちは受けろと言っても「行きたくないところは受かっても行かないから受けない」と言う事をきかないので受けませんでした。結局共通テスト利用で絶対行かないと言われながら専修大学を申し込みました。私としては専修大学なんて入れないかもと思いながら申し込みました。昭和の受験でもちろん絶対受かる学校から受けて行ったのでドキドキでしたが結果的には共通テスト利用で専修大学成蹊大学に合格できてこと足りました。

共通テスト利用入試の東進の判定が厳しくて不安

共通テストのための受験勉強は特にするつもりはないと本人は言っていました。自己採点で現代文83点、古文26点、英語リーディング89点、リスニング70点、日本史B75点でした。東進の判定結果が厳しくて行きたい大学の1つ成蹊大学がCでした。自分で合格最低点とかで調べるとどう考えても余裕で受かるはずなのに。河合塾とベネッセはAでしたが「もしかしたら落ちてるかも」と一般個別受験で東洋大学をプラスで申し込みました。結果的には成蹊大学経営学部)、専修大学(経済学部、商学部)が合格でした。東洋大学は均等配点で繰り上げ合格、法政大学は不合格でした。ほぼ河合塾、ベネッセの判定と同じでした。保険受験の東洋大学の受験が11日で成蹊大学の合格発表が9日だったので35000円は不要になりました。

個別入試の日程が連続していて不安

河合塾の面談で3日以上連続して受けるのはできれば避けた方がいいという話でした。始め本人だけで2月7日・法政大学(経営学部)、2月8日・明治大学(情報コミュニケーション学部)、2月10日・明治大学経営学部)、2月11日・東洋大学経営学部)、2月16日・明治大学商学部)、2月19日・青山学院大学(経済学部)という日程を組みました。結局共通テストで会場だった國學院大學が気に行ってギリギリで申し込んで2月2日受験しました。

2週目3校から4校受ける予定で不安がありましたが、7日の法政大学(市ヶ谷)、8日の明治大学(明大前)は問題なく行くことができました。9日成蹊大学(共通テスト利用)の結果が合格だったので11日の東洋大学の受験は取りやめたので、その週は10日の明治大学経営学部)の受験で終了しました。 

間に合格発表が入ったり、情報コミュニケーション学部の手応えが微妙だったりして、勉強にはもはや集中できなくなっていましたが火曜日、水曜日、空いて、金曜日の日程は問題なかったと思います。

その後第一志望の明治大学商学部)の受験まで5日の猶予があり「よかった」と思っていたのですが、終了した法政大学、明治大学(情報コミュニケーション学部、経営学部)の合格が気になって掲示板とか解答速報とか見ながら一喜一憂しているうちに前日になってしまった感じで勉強には集中できていないようで親としては残念でとてもイライラしました。

本命受験の前日に明治大学(情報コミュニケーション学部)と國學院大學(繰り上げ対象ではあった)不合格で完全に気持ちが落ち込んだところでやっと少し勉強に身が入った感じでした。

かえって日にちが空くより連続して終わった方が親としては楽だなと思いました。

試験中の合格発表は見るべきか?

早稲田志望の友達は「第一志望が終わるまでは他の滑り止めの学校の答え合わせはしない」と言っていたそうです。私もその方がいいとすすめましたが。「ムリ」と言われたので好きにさせました。成蹊大学は共通テストがずれてマークしていなければ大丈夫と自信があったようで試験日の間でしたが勝手に見ていました。合格していたので気分が上がったようでした。第一志望の前日の明治大学(情報コミュニケーション学部)は五分五分という手応えで「どうしようかな?」と言っていましたが結局我慢できず見てしまい落ちていたので落ち込んで怒りだしてやっと勉強していた感じです。

合格発表を見ても見なくても終了した試験の結果は変わらないので難しいところだと思います。受かっていたら波動が上がったりするかもしれないし。落ちていたらその逆になる人もいます。見てもまったくメンタルに影響なしと言う人もいるだろうけど大学受験初体験という人なら少ないかもしれません。

親も同じだと思います。私はネガティブなので最初の成蹊大学の合格発表も仕事先でスマホで見る事もできましたが夕方家に帰るまで見ませんでした。合格を知ったときの感慨は200%以上でした。その波動で翌日の明治大学経営学部)の試験に子供を送り出すことができたと思います。 

明治大学(情報コミュニケーション学部)と國學院大學(経済学部)の不合格も自分では見れず帰宅して知りました。ショックの末、学校の先生に矛先が向いて調査書を開けて見ました。何の問題もなかったので試験ができなかったんだなと諦めました。バカみたいですね。

子供は意外と前向きで落ちてるはずがないとか怒っていましたが久しぶりに勉強に向かっていました。 

WEBで簡単に見えれるだけに合格発表を見ないためには強い意志が必要で、子供は持ち合わせていなかったに違いありません。見るのは子供も親も自由なので、限られた時間の中で結果に左右されずに翌日の試験にコマを単純に進められれば問題なしです。

大学入試のお弁当はいつも食べているもの

3教科受験でも必ず昼食を挟むので昼食持参になります。うちはお腹が弱いので勢い余ってかつ丼を持たせて下痢で途中退場なんてことになったら一生恨まれるだろうと不安でした。WEBで調べていて「いつも食べているものがいい」という言葉が心にとまり、手づくりで恨まれるのが怖かったので弁当に週一で持たせていたレトルトカレーに決定しました。いつも業務スーパーのオリジナル商品を使っていましたが「さすがになぁ~」と思って無印良品で何種類か買って来ました。でもやっぱり「いつも食べているものがいい」という言葉がさらに響いてきて結局、受験初日になる共通テストに業務スーパーのカレーを持たせました。

結果残して帰ってきてさらに「カレーは弁当箱を出したりするのが面倒くさいからやめて欲しい」と言われました。1月塾で勉強する時はおにぎり2個とサラダを食べていると言っていたので以後はおにぎりとサラダに決めました。野球の試合の時もいつもおにぎりだったという記憶も「これで大丈夫」という自信を私には与えてくれました。 

おにぎりは鶏五目と赤飯は必ず入れてあとはノリがパリパリのめんたいことか牛肉とかその日によって変えました。サラダは一応家のタッパーに移し替えドレッシングだけ1個30円くらいのものを添えました。 

早朝5時真っ暗ななか駅前まで買いに行くことで親としての責任を果たしていると勝手に自負していました。野球の試合の時もそうでしたがとにかく手づくり弁当でお腹を下すことが不安でした。毎回「これ以上はできなせん」という気持ちでした。結果的に全ての日程で一度も試験中にお腹が痛くなることもなく、眠くなることもなかったようです。毎回「おにぎり2つしか食べられなかった」と残りを家に帰って来てから食べていました。

大学受験の受験票に写真がなくて大丈夫?

受験票に写真を貼らなくて大丈夫なのかそんなことがすごく不安でした。大学受験の受験票は郵送で送られてくることはなく全校て自分で印刷する方式でした。写真を貼る欄がないので「替え玉できちゃう?」と不思議に思っていましたが入るときに番号と顔写真の照合があるそうです。受験票には当日の時間や注意事項が書かれているので安心です。試験当日は親も子供の試験時間が気になるので受験票を撮影しておいたのは正解でした。

共通テスト利用受験校で安全圏を用意

私立大学の共通テスト利用の受験はいくつでも申し込めるので限りなく迷ってしまいそうですが、基本的には子供が決めました。河合塾の最後の模試の結果として安全圏で1つ申し込みたいと考えていました。大学検索|大学を探すなら大学受験パスナビ:旺文社を利用して頑張って専修大学の申し込みにこぎつけました。こぎつけたというのは子供に納得させたと言う話です。ちなみに獨協大学の経済学部に申し込もうとしていたらバレて怒ってしまいました。もはや無理かもしれないと思いつつ一か八か専修大学商学部を提案すると場所で譲歩圏内に滑り込めました。子供が選んだ成蹊大学東洋大学、法政大学はそれぞれ80%、77%、80%の合格得点率が必要でした。それに比べて70%で合格の可能性のある専修大学商学部に申し込むことになりました。

 

第一志望の明治大学商学部は3教科の共通テスト利用の入試がなかったので共通テストの勉強は一切していなくて特にリスニングに至っては全く手をつけていませんでした。成蹊大学経営学部がリーディングと現代文と日本史Bで受験できるのを発見してワンちゃんあるかもというくらいの気持ちで受験したところでした。結果的には英語と現代文がワンちゃんに該当して成蹊大学専修大学に合格することができました。

 

コロナのことがあったので、2月受験できないなんてこともあり得るので私としては何としても1つ合格して欲しいところでした。専修大学に申し込みが出来たことは私の不安を大分軽減させてくれました。

波動を上げる大学受験前日の食事

試験日の前日は合格祝いのような夕食を全て用意しました。普段あまりいいものを食べていないのが功を奏しました。共通テストの前日は私の実家で食べて以来3年ぶりのすき焼き、デザートは子供の大好物のメロンを用意しました。國學院の前日は一枚2千円のステーキを用意しました。この日の翌日は旦那が良い物を食べ過ぎて体調が悪くなったようです。関係ないはなしですが。法政大学の前日はうなぎ、明治大学経営学部の前日はいくらの釜めしを出前でとりました。ちなみにうちはお客さんが来ない限り出前をとったことは一度もありませんでした。どの日もデザートはメロンにしました。第一志望の前日は再びすき焼きとメロンで締めくくりました。実際に成蹊大学に合格した日も含まれますがどの日もまるで合格祝いのような雰囲気で食事をしました。これが結果につながったかは定かではありませんが、繋がったに違いないと私は信じます。

試験中に親がインフルエンザにかかってしまったら

私は子供が第一志望の試験前にインフルエンザにかかっていました。2月10日子供が明治大学経営学部の受験を終えて帰ってきたくらいから体がだるくて熱を計ったら38度近くありました。疲れもありましたが職場でインフルエンザが流行っていたので間違いないと思いました。家の中でもマスクをして調理中は手洗いと消毒を徹底して風呂は浴槽に入るのをやめました。というか風呂に入るどころじゃない具合の悪さでした。病院に行ってインフルエンザと診断されたくなかったし絶対復活すると心に決めたので土日とにかく水分をとって布団をかぶって寝ていました。11日の東洋大学の受験がなくなったので有難い限りでした。インフルエンザかなと気付いたときは子供に移したら一生旦那と息子に恨まれると思いハラハラでした。

でも具合が悪いおかげで子供が勉強そっちのけで解答速報と掲示板とにらめっこしてることに無駄にイラつかずにすみました。そして必ず治るとゆるがない気持ちが自然にありました。布団の中には病気を治すというプラスの気が広がっていました。今思えば家中にも広がっていたかもしれません。おかげさまで月曜日には病気は完治して普通に出勤して家事もできました。子供にも旦那にも移ることなくインフルエンザは素早く去って行きました。もしもインフルエンザとかノロウイルスとかかかってしまったらマスク、手洗いうがい、水分、「どうにかなる」のポジティブシンキング、できたら自分のために病院へ。気を付けるのは病気のマイナスの波動を出さない広げないことです。病気を治そうとする波動はプラスの強い波動に違いないので心身ともに治療に専念すれば子供の受験の邪魔にはならないと思います。

ucaroの登録は必須なのか?

ucaroは大学入試のためのアプリで出願から受験票の印刷、合格発表、入学手続きまでこのアプリでできる大学もあります。登録が必須になっているところは全てここで管理できるのでとても便利です。受験した学校だと明治大学青山学院大学國學院大學が連携していました。 

「スケジュール管理ができるから早くやって」と頼みましたが「名前がヤバイ」とか言って面倒がって無視されてイライラしました。出願期間が来て明治大学の申し込みでやらざる得なくなりやってみたらごくごく簡単だったようです。メールアドレスとパスワード、個人情報、写真の登録で簡単にできました。この情報が全ての大学の出願に使われるので慎重に入力しなくちゃいけませんが、一度登録してしまえばその後はこれがどの大学でも使えるので楽ちんです。

親と連携することもできます。わざわざ連携しなくてもメールアドレスとパスワードを共有できれば誰でもアクセスできてしまいますね。メールアドレス、パスワードの管理にご注意ください。

調査書の必要数は何枚か?

調査書は出願校の枚数という分けにはいきません。共通テスト利用出願の時に2月からの個別入試の分も一緒に郵送してしまえば各学校につき一通ですみます。うちの場合は共通テストの手応えで第一志望以外の東洋大学と法政大学の個別入試に出願しました。東洋大学は共通テストの時に提出しているので不要でしたが法政大学は別に一通必要でした。結局共通テストの後学校に電話して追加で調査書を用意してもらいました。私が電話して2通と頼みましたが子供が先生に「1通でいいよね」と言われて1通しかもらえませんでした。結果的に足りましたが余分にもらっておいた方が無難のように思います。

明治大学入試で下痢止めは必須アイテムか?

お腹が弱くなくても水がなくても飲める下痢止めを持たせておけば親の心配事が1つ減ります。うちは特に弱い方なので「最悪の事態に備えて鞄に入れておいて」とストッパ下痢止めを持たせることができました。これだけは強要しました。

明治大学経営学部の受験に向かう途中乗り換え駅でもらしそうになってトイレに駆けこんで保険で持たせたストッパ下痢止めを服用して何とかギリギリで試験会場に駆けこんだといいます。焦りながらやっと見つけた自分の番号の席に別の人が座っているという逆境からのスタートで見事合格を果たすことができた奇跡に敬意と感謝を全身全霊で伝えたいところ。 

第一志望の明治大学商学部に向かう朝、前日2つの不合格に身も心も壊れてしまったのか家を出る時お腹が痛いから「ストッパ下痢止めを飲んでいいの」と聞いて来ました。「あれは、あくまで下痢止めだから、多分みんなお腹が痛いからあんただけじゃないよ。ママもあんたの受験でずっとお腹が痛いんだから、気にしなければ治るよ、気にしないことだよ」と送り出しました。結果は見事合格でした。考えなしに出た私の言葉にきっと強く明るいプラスの運気が添えられていたのかもしれません。

繰り上げ合格・追加合格になってから理解すれば大丈夫

合格はシンプルです手続きをすれば入学することが出来るチケットを手にしたということです。ギリギリの点数をとってしまうと「合格するかも、入学できるかも」という曖昧なチケットを手にすることがあります。このチケットの扱いが大学によってまちまちなので深入りすると混乱します。うちは第一志望でこの曖昧なチケットについて調べすぎてあやうく正規チケットを手にしながらあやうく手続きが間に合わないという恐ろしい事態に陥るところだったので、追加合格や繰り上げ合格について調べすぎないことをおすすめします。実際に追加合格や繰り上げ合格になってから調べれば充分です。 

例えばうちは明治大学の情報コミュニケーション学部が追加合格でした。明治大学情報コミュニケーション学部がの追加合格の発表は3月7日と14日の2回でしたが、1回目の3月7日に追加合格が分かりました。この日の前に商学部経営学部が合格していたので最終的には確認するくらいでよかったのですが、この2つとも合格が分からない段階で追加合格について調べまくって精神が疲弊しあやうく商学部の締切に間に合わないところでした。

繰り上げ合格不合格の体験談

うちは國學院大學が最初の合格発表で繰上合格者候補者になりました。次回の合格発表日と目安の時間がucaroで表示されます。その日の前日になるとucaroの表示が合格発表待ちに変わっています。その時は発表日と時刻は見ることが出来なくなります。3回チャンスがありましたが最後まで不合格で終わりました。全ての発表日で告知されていた目安の時刻より早く不合格の発表がありました。

心臓が引き裂かれたucaroの入学手続き

志望校の明治大学で複数の学部に合格したがために入学手続きが危うく間に合わない所でした。繰り上げ合格とか併願についてとか入学手続きの手引きを熟読しすぎたがために、いつの間にか併願の締切日の3月24日に書類の郵送が終わればいいと思い込んでしまいました。

入学諸費用の振込は一週間前には済ませていましたが、第二外国語が決められなくて個人情報の入力を終わらせてくらないので、しょっちゅうucaroの画面とにらめっこすることになっていました、結果的に虫の知らせで「何かおかしい」と気付かされたのが締切日の前々日でした。“住民票”と“卒業証明書”と“誓約書 兼 保証人届/個人情報の利用に関する同意書”という書類の3点を締切日までに郵送しなきゃなりません。卒業証明書は間に合わないので証明書等提出延期願という書類を代用し、学校で卒業証明書をもらってから別途郵送することになります。住民票がもらってあったので何とか前日の朝郵便局に駆け込み簡易書留の速達で送りました。角型2号にラベルを印刷して貼ればいいので楽です。複数学部に合格していると不注意症の親子だとプラスなことばかりじゃありません。注意書きにもありましたが、振込用紙を間違える人もいるみたいです。振込用紙を間違える人もいるという注意書きに「まさかバカじゃん」と上から目線いましたが全くそれどころじゃない崖っぷちで見えざる手にまたも助けられたところでした。

エピローグ・まさかのおもらし!明治大学商学部受験当日

「何何?この匂い???」少なくとも自分を中心に半径3m以内の全員の心の声はこれを意味する呟きに違いなかった。へその下、第二チャクラ周辺を締め付ける激痛とともに不健康な食生活を象徴する強烈な悪臭とともに、性器から第一チャクラを挟んで反対側の穴から流れでる温かい液体。こんな肉体的、精神的、ヨーガ的分析が息子に出来るはずはないが、冷静に液体の色が茶色なのか極めて黄色に近いのか思いめぐらし昨夜、今朝食べたものが走馬燈のようにグルグル巡った可能性は極めて高い。たとえこの窮地を乗り切って残りの回答欄を埋め、この事件をもってしてどうにも奇蹟と言いたくなる合格を果たしたとしてもバラ色のキャンパスライフは忌まわしい匂いの記憶とともに完全に色あせてしまうに違いないのだ。 

これはフィクションでもノンフィクションでもなく私の瞼の裏のコンパクトかつ精工なモニターに何度も繰り返される。フィクション以上にノンフィクション的な衝撃を私に投げかけてくる動画なのだ。決してセピア色ではなくかといって何色かが間引きされていてしかも不透明度は不安定で自分の心の状態に操られているかのように思われる。 

この動画は子供が共通テストに送り出した土曜日の朝から最後の青山学院の記念受検の終了時刻まで繰り返し繰り返し瞼を襲っていた。

 いきなり小説風の書き出し失礼しました。私が試験中一番心配していたのは、子供が試験会場でもらしてしまうことでした。