【子育て】ADHD×HSPぎみの親子の体験談!

高校生までの男子の子育て体験談を良かったこと悪かったことを発信します。

意識低めで出遅れ!中3夏塾デビュー親子からの!都立受験成功の秘訣!

子供が一人目だと幼稚園や保育園から小学校、小学校から中学校、中学校から高校という教育の節目は親にとっては分からないことばかりです。中でも中学校から高校の節目は今までの2回と違い自動的に通知が来て地域の学校に入れるという訳には行きません。意思表明をして学校そ選択してさらに試験に合格しないと先には進めない節目となるわけです。

 

しかも思春期とあってどこまで親が関与していいのか、関与できるのかも難しいところです。関与しようにも反抗期で拒否され全く無理という場合も多いでしょう。だからと言って丸投げで進路選択がきちんと出来る子はどれくらいいるでしょうか?

 

うちは意識低めで出遅れ、中3の夏から塾デビューした親子です。

 

その実体験目線から周りの意識高めの親子を参照し、母親の私が考えた高校受験、特に都立高校の受験に成功する方法をお伝えします。最後までお読みいただければ成功の意味が分かっていただけると思います。

 

高校受験のために中1からしておきたいこと

順を追ってお伝えしていきますが、まず中1の生活がどのように高校受験、都立受験に影響するかについて見ていきます。中1でどんな生活を送れば高校受験に向けて有利に働くのでしょうか?

中1の学習生活

中学校から制服、指定のカバンで通うという差別化がある地域は多いです。そんなこともあり中学に入ると勉強が難しくなるから塾に入らないとついて行けないという話を都市伝説のように耳にしたりもします。

 

中1の6月位までには一回目の中間テストがあるという学校は多いのですが、この一回に限っては小学校の延長という感じでテストの練習というか全科目簡単のようです。頑張れば上位にランクインすることも可能です。というのも頑張らない人が多いからというのがあります。

 

勉強の仕方も、テストとは何ぞやまで塾に行っていない場合だと全く分からずノー勉強、全く勉強しないで試験を受けるなんて子も少なくありません。だからこそ、ちょっと頑張った人は上位に食い込むのです。ただ、ここで塾に行かないで波に乗れる人は少ないようです。大抵その後「名前は全く見ません」という人が多いようです。

 

次の期末テストに向けて段々と小学校の時との差が出て来ます。英語、数学は積み上げがスタートになるのでここでついて行けなくなると後々厳しくなってきます。特に小学校から塾に行っていた人との差が出始めます。毎日の学習習慣の有無が結果に出てくるのです。

 

中1の3学期頃には学校の部活、野球やサッカー等の外部クラブチームの活動が生活の中心になっている子などは増々勉強から遠のき段々埋めることが出来ない隔たりが出てきてしまします。

 

中学一年生から塾は必要か?

学習習慣がない人は1年生から塾に行って受験に向けての流れを早めに作れればいいのですが、部活がスタートしたりなかなか子供の方でも難しい場合も多いでしょう。親にとっても経済的に3年間塾に通わせるのはちょっとという家庭も少なくないでしょう。

 

1年生から塾は必須ではありませんが塾に行かなくても、行っている人がいることは意識して毎日家庭学習の時間をしっかり確保するように心がける必要はあります。塾のように時間と場所を決めると良いでしょう。6時半になったら自分の部屋の机に向かって復習をするとか宿題をやるとかです。

 

中学受験を体験した家だとそのまま通っている塾を続けているという人は多いでしょう。大手の塾の場合なら高校受験に向けてゴールまでの道筋を塾の先生に任せていればいいと大船に乗っていることが出来るでしょう。

 

中一の最初の中間テストから既に適切にあおってくれて、まだ問題も簡単なので学年のトップクラスに躍り出るなんて子も出て来ます。子供も中学受験に失敗したことは過去の事という感じになり既にエリート意識が芽生えその後の学習の歩みに良い影響が出て来ます。小学校からの積み重ねもあり学習習慣もばっちり出来ているのでどんどん成績が上がり結果を出すという人は多いようです。

 

中高一貫校を落ちた女子はそのまま一直線、都立青山高校に合格されました!!

 

高校受験で結果を出したいならもし中学受験で落ちてしまったとしても、続けて塾に通うことをおすすめします。暫く家計も休ませてまた2年生位からと考えがちですがより偏差値が高い学校を目指すならそのまま塾に通い続けた方が絶対いいです。

 

もし、塾が合っていなかったと思えるならば、集団から個別指導に変えるとかその逆とかこの機会にスタイルを変えてみるのもいいかもしれないです。その辺りはお子さんと話し合って決めるといいでしょう。

高校入試に向けて中1で最低限やっておきたい学習

最低限、数学と英語は積み残しがないように毎回のテストで8割を目指して授業に臨んで欲しい所です。せめて6~7割は毎回の中間期末でとって欲しいです。高校受験の場合1年生の成績は一部を除いてはそんなに問われないことが多いです。成績というよりは理解しておいて欲しい、覚えておいて欲しいということです。

 

英語も数学も一年生あっての二年生、二年生あっての三年生だからです。偏差値の高い学校を目指すなら絶対だし、そうじゃなくても三年生で一年生からのスタートは果てしない道のりになり下手すると間に合わないなんてことも起こってくるからです。

 

そうなると三年生できっついですよ!気をつけて下さい。

 

そして、1年生の成績でも1と2があると推薦を受けられないという学校もあるので、どの科目も1か2は取らないように頑張っておいた方が無難です。三年生でいくら5をとっても志望校に入れないなんてことが出てくるからです。

 

スポーツ推薦でも1があると無理みたいです!

 

出来ればの話ですが国語、社会、理科も一年生から少なくとも6~7割はとっておくといいです。確かに理科と社会は積み上げというよりは、独立した単元の暗記が多い科目なので数学と英語よりはスパートは効きます。でも、都立入試の場合は特に3年生になってどうしても英語、数学、国語で点数が取れない場合は理科と社会でカバーしなければならなので、タイムアップにならないために一年生の時から出来るだけやっておいた方が無難なのです。

 

都立入試に向けて中学1年生でどういう学習が最低限必要なのか、塾に行った方がいいのかをお伝えしました。次は二年生に進みます。

高校受験のために中2でやっておきたいこと

中学校生活の真ん中の学年です。一番楽しい中学校生活を過ごせる時に違いありませんが、中1の時より高校受験を意識しておく必要はあります。流れに乗っておくかおかないかで中三の歩みが変わって来ます。中2で高校受験に向けてやっておいて欲しいことをお伝えします。

 

高校の情報を集める

意識高めの子どもや家庭だと中1から始めますが、2年生になったら行ける範囲にどんな学校があって偏差値がどれくらいで人数は何人なのか、希望の部活があるかなどWEBで広範囲に知っておくことをおすすめします。なぜ2年生でやって欲しいかというと3年生になると時間がなくて自分の志望校とか行けそうな学校くらいしか情報が集められなくなるからです。

 

うちは、直前まで学校の授業内で見学に行った学校に行くと言っていました。情報量が少ないと選択範囲も狭まりますよ。

 

何か買おうと思った時、同じ様なものを比較してから買うとより後悔が少ないと思います。それと同じ様に高校を選ぶ時も3年間通うそしてその後の将来にも影響する一校を決めるためには比較する時間は必要ということです。

 

全然手の届かない学校や逆の意味で「ちょっとここは行かないだろう」と思われる学校も含めて周りにどんな学校があるのか手に取るように分かる位の所まで2年生で調べておければまず後悔はないでしょう。

 

WEBで調べることはもちろん、学校説明会や見学に時間を見つけて行って見るのがなお良いです。文化祭も日にちが重なっていて同じ地域の複数の学校を3年生になってから見に行くことは難しいです。2年生の時の方が自分のレベルと違う学校を見に行くハードルも低いので好奇心で色々見に行ってみましょう。

 

情報を集めたり見学に行ったりしているうちに、行きたい学校がはっきり決まれば、その後の学習意欲も倍増するなんてことになり、受験に向けてより早くスタートが切れるというメリットもあります。

2年生で塾に行く第一波、第二波

2年生の2学期は塾に行く人が増え始める第一波と言える時期です。「えっあいつもか?」という感じで次々周りが行き始めます。ちょうど中学のど真ん中のターニングポイントでもあり塾の方もキャンペーンなどの誘いを積極的に行く時期でもあります。行き始めてすぐに結果を出す人は多くはありませんが早ければ早いほど後々の結果が出てくる可能性は大きくなるでしょう。

 

第二派は塾の年度の変わり目です。その年の3年生が2月で終了になるので3月からのキャンペーンの誘いはさらに盛んになります。ここでなお入らない子はさらに少なくなり完全に少数派と言えます。塾の方でも模試とか情報収集の意味でも最低入って欲しいと思っているリミットと言えるのです。

 

うちは少数派に属していました。私はすすめましたがあくまでも拒否しました。

2年生でやっておきたい学習

遅くとも2学期の期末くらいからは、中間期末の学習方法をマスターしておいて欲しい所です。主要5科目は80~85点以上を目指します。試験のどれくらい前から学習を始めれば間に合うのか手ごたえいを掴んでおきたいです。3年生の夏前の成績までは受験には反映しないので、トライアンドエラーで得意科目と苦手科目の時間配分などベースを作ってしまいましょう。

 

これはうちはやりました。中間期末問題集というのを私が買ってきて範囲の所を3回分くらいコピーして用意しました。一回目はイヤイヤやっていましたが結果が出たのでそれ以降はそんなに嫌がらずにやっていました。特に理科は学校のワークの量よりずっと少ないページ数でまとまっているので3年の2学期まで使いました。

 

実技教科の成績を上げるための基礎を作る

3年生になって音楽・美術・保健体育・技術家庭の実技教科で高い成績を取ることは都立受験で上を目指すなら早道です。これが意外と2年生から頑張っておくと有利になる場合があります。実技科目はペーパー試験で100点をとっても5が取れない場合もあるし、逆に10点でも美術で5を取った人がいると子供から聞きました。このように先生の主観、感情に左右されることが大きいと言えます。

 

なので、3年生になれば皆が頑張るので2年生の時から頑張ってますアピールをしておくことは大事です。授業を真面目に受けることは必須です。そして先生とのコミュニケーションもより良好になるように。ゴマすりとかは中学生でなんか嫌ですが本当に行きたい学校があるならそれ位する覚悟があってもいいのです。

 

うちは全然だめでした。敗北です。アピール力もないので全然目立たないし。事業中も不真面目で私語をしたり騒いだりしていたようです。結果3年の2学期までこれを引きずりました。得意な体育すら4に終わりました。

 

高校受験のために中3の一学期にやっておきたいこと

いよいよ3年生です。夏休み前に9教科の仮評定が出ます。私立の併願優遇や単願推薦の申請をする場合に仮評定と前期の成績、どちらか良い方を選ぶことが出来る学校もあります。3年生の一学期はもう完全に受験に片足をズボッと踏み入れています。

 

このズボッっという感覚に気づかずに流されて行く親子も意外といます。クラブチームの引退が長引いたうちがそうでした。クラブチームのせいにしてますが、やはり意識低めは認めざる得ません。

 

学校の部活も早くて6月引退なので危険ですよ。なるべく早めに受験モードにギア切り替えは必要です。大事な一学期どう過ごすべきかお伝えします。

 

受験モードで学習をスタートする

部活は運動なら最後の大会が6月くらいまであったり完全に受験モードに入れないという状況の人もいると思いますが、出来る限り受験は始まっていると意識して、毎日の授業に取り組みたい所です。授業中の態度も内申点に反映すると心得緊張感を持って臨みましょう。

 

仮評定はまだ挽回可能ですが、この結果で完全にやる気もなくなってしまったり、弱気になってしまう子も少なくありません。志望校の決定に6割7割かかわってくる時期になるので、この夏前の試験でぜひ目標に近い点数をとっておきたいのです。

 

志望校がはっきり決まっていなくても内申をどれくらい取りたいかという目標は持っていて欲しいです。得意科目は5か4、苦手科目はせめて3。という位でもいいと思うので具体的なイメージを持って学校と家庭での学習に取り組むべきです。

・実行委員、学級委員は積極的に

運動会が春にある場合は都立推薦を狙うなら実行委員に立候補するようにしましょう。高校に送られる書類に委員会活動については書かれます。逆になければ書かれません。

 

うちは何もやっていなかったので、集配係とか黒板係とか事実を書かれてしまいました。

 

ですから、2年生まで何も委員をやっていなかったなら、負担じゃなければ学級委員や体育会実行委員、秋の文化祭実行委員に立候補することをおすすめします。

 

中学校の進路説明会の参加

中学校で進路説明会が行われます。授業時間中に行われ親がそこに参加するという形の学校もあります。ここで全部言ってしまおうという感じで一気に進路指導の先生が出てきて受験の流れについて説明します。

中学の進路説明会について

 

夏休み前の三者面談で仮評定が出ることや夏休み中に志望校の学校見学に行くことなど話されます。これは参加しておいたほうがいいでしょう。一年生、二年生の保護者も参加できるので意識高めの家庭なら既に参加している場合もあるかもしれません。そうでもなければ、必ずここからは平日ですが参加しておいた方がいいです。

 

参加できなければ冊子を子供が持ち帰ることになりますが、そこに書いていないことも話されるので行っておいたほうが無難です。ただ塾に入ってみて分かりましたがここでの説明は不十分です。V模擬などの模試の話はないし、併願優遇の内申など細かい話は何もありません。それでも流れを掴む意味で絶対参加しておいた方がいいです。

 

学校説明会がスタートできるだけ参加を

中学の進路説明会でも話がありますが、私立高校はもちろん都立高校も一部の学校で学校説明会の一回目が6月あたりから土曜日にスタートします。ここから出来るだけ親子で参加しておくと秋の受験勉強のスパートに集中出来ます。

 

うちは土日クラブチームの練習を言い訳に全然行きませんでした。

 

中には秋から一回目が始まる学校もありますが、もし春からやっていて都合がつくなら余裕があるうちに行っておくべきです。夏休み中ももちろんやっている学校もありますが夏期講習があったりして難しい場合もあります。うちは夏期講習を言い訳に結局ダラダラ行きませんでした。

 

秋はもっと難しくなります。V模擬や塾の特別特訓が土日に入って来たり、何よりも受験結果に一番影響する中間期末があるからです。ここで勉強に集中するためにも、学校説明会は春から行けるものは行っておくべきです。

 

区切りの三者面談が集大成

夏休み前までの学習の集大成が仮評定が伝えられる三者面談です。夏休みに入ったと同時に行われます。この面談で受験に対しての現実味が不動のものになることは間違いありません。話題の中心は仮評定ですね。この時は担任は「ちょっとこの学校は無理だな」と思ってもここでははっきり言えず「夏休み中の頑張りにかかっています」とか言うかもしれないですね。

 

もし、もう少し頑張れると言う結果だったとしたら、悪い一点には目を向けず良い一点二点に目を向けると夏休み中のモチベーションにつながる可能性は高いです。例えば一つの2や3に目を向けるよりは、一つの5や4に目を向けて欲しいところなのです。

 

もちろん2を3に、3を4に引き上げる必要はあるに決まっています。それは言わなくてもあえて考えなくても本人も分かっていることなのです。それよりも5が一つでもあるんだから他を上げられるはずと考えるのです。全体をこの5に近づけていこうと。漠然としたフィーリングで気合につながって行くという子もいます。さあ、いよいよ夏休みのスタートです。

 

ちなみにうちですが、英語だけ一つ5だったのです。これが引き金で志望校を上げて行けた気がしています。英語の先生には感謝しています。

高校受験のために中3の夏休みにやっておきたいこと

ここが最後のチャンスと言っていいかもしれないです。遅れをとっている人ならここでやらなかったら終わりだし、ここからの挽回はまだあり得ると言えます。中3の夏休みの過ごし方お伝えします。うちは挽回した方かもしれないです。

 

夏期講習は必須

意識高めの人なら夏期講習に行かず自分で最後頑張ることだって出来ないなんてことはありません。でも、ここまでやって来なかった出来なかったならば、ここはお金をかけて塾の夏期講習に参加することをおすすめします。うちです。

 

募集は沢山あります。V模擬やW模擬とセットになったピンポイントの講習の案内は学校で宣伝のプリントをもらったりもします。ここで塾を探しているのは本当に遅いのですが、もう仕方ないのでどうにかしてこの夏休み流れに乗ることは必須です。

 

うちは、たまたま友達に誘われて進学塾の無料夏期講習で初の塾デビューしました。

 

朝から弁当を持って一日参加するものは理想ですが金額も高いので、せめて午後からでも毎日行く講習を選ぶようにしましょう。もし、ここまで塾に行っていないなら自分でやる教材を用意して決まった時間にやるとかは無理なのでとにかく一日一日続けて勉強できる環境を作りましょう。

 

講習の時間が短い場合も宿題が出ればそれを決められた時に出すというペースをしっかり作ればいいのです。集団と個別指導とどちらが向いているかは個人差がありますが、ここまでやってこなかった人が確実に結果を出したいなら個別指導がいいに決まっています。

 

うちの子もそうだと思って家庭教師のお試しに申し込みましたが、先生が来る直前に拒否、ドタキャン。電話で逆切れされて怖かった!やらなくて良かったと今は思っています。

 

個別が高くて無理なら集団で頑張れないこともないので、とにかくなけなしのお金で出来る限りのものに参加して夏期講習で勢いに乗るのです。

うちは奇跡的にこの波になりました。

 

ここで、タブレット端末の通信教育を始めるという人もいない訳ではありませんが、学習習慣がない意志の弱さをつきつけられて終わるという可能性もあるので注意が必要です。本当は自習は一番効率がいいのですが、ここからスタートの成功は難しいと言えるでしょう。

 

うちは小学校の時スマイルゼミで失敗したのでこれには手を出しませんでした。友達で夏からタブレットデビューした人がいましたが夏休み明けには挫折していたようです。

 

V模擬のスタート

進学研究会が実施する首都圏最大級(年間約38万人が受験)する模擬試験です。都立入試と同じ5科目で実際の試験の練習になります。6月から1月まで実施され塾に行かなくてもインターネットから申し込めます。塾に行けば必ず告知があり集団で申し込みがあります。

 

ここから受ける人数も相当増えて来るので偏差値や志望校の合格率も参考になるようです。これ以前だとまだ受験者が少ないので結果はあまり参考にならないとも言われます。出来れば8月の終わりか9月の始めのV模擬から受験することをおすすめします。

 

うちもここからのスタート模試デビューでした。高校が会場ですが始めは辿り着くのも大変で一緒に夏に塾デビューした友達と反対方向に歩いていたほどです。

学校の宿題は最優先

夏期講習に参加して受験勉強が軌道に乗っても、学校の夏休みの宿題をなおざりにしたらおしまいです。夏休み明け一つでも提出しないなら都立入試の要となる内申が台無しになってしまいます。実技科目も含め最も重視して仕上げなければならない所です。

 

美術や技術家庭、国語の作文など特に気を付けましょう。これを出さないと一巻の終わりだし逆に卓越したものを出せば一気に急上昇グワーンという結果を出せる可能性も出てくるのです。

 

「何でこんな時期にこんなことに時間をかけなきゃならないの?」というような課題も出ますがその気持ちは押し殺し最優先に取り組みましょう。

 

うちの場合は結果は出ませんでした。私がポスターを描き展覧会に出ましたが成績は上がりませんでした。一応見に行きましたが木っ端ずかしかったですね。

 

高校受験のために中3の2学期やっておきたこと

人生の中でも一番頑張り時と言えるかもしれません。殆ど全員が頑張り始めるに違いありません。おそらく志望校が絞られそこにベクトルが直に向けられます。その人とちも含めて中3の2学期やっておきたいことをお伝えします。

 

中間期末がメインのメイン

内申点に直に影響する2回の中間期末を乗り切ること。これがこの期間の大仕事です。ここまで全く頑張って来なかった人もここで頑張れば挽回できる。イメージとしては一攫千金と同じチャンスの時です。

 

うちは都立高校メインの集団の塾だったので塾の講義の内容が試験前は範囲一色になりました。そういう塾に行っていなくても、全集中で頑張るしかない一生でもそう何度とない頑張り時、人生の正念場と言っても過言ではありません。

 

ここで塾に入っていない人は稀の稀の中のレアくらいな感じで本当に少なくはなりますが「ヤバいッ冷」と思ったら最後の砦でここで入るのも手だと思います。この時の2から3、4から5はその後の選択の幅を広げることになるからです。

 

実技科目はペーパーだけ頑張ってもいい成績は望めませんが、ペーパーすら頑張らなかったらもう一巻の終わりです。逆に態度が悪くて先生に嫌われていてもペーパーだけでも頑張れば3はもらえたりという所はあります。とにかく9科目全て手を抜かず頑張るしかないのです。

 

 

V模擬の回数が半端ありません

秋からはV模擬は月に2回くらい実施しているので、最低月1回は1月まで受験して行きます。結果が1~2週間後に分かるのでこれを参照しながら中間期末の勉強を頑張ります。

 

都立高校の場合、内申点と当日点の合算になるのでV模擬の結果で当日点を予測しながら、「もっと、もっと」と内申点に結びつく中間期末の勉強を頑張ればいいのです。V模擬の点数が伸びてくれば中間期末の頑張りも変わって来る可能性は大です。「せっかく当日点こんなに取れそうなのに内申がこれじゃ」という感じで拍車をかける。こういうきっかけ繋げて行きたいのです。

高校の文化祭・最終学校説明会の参加

9月始から都立の文化祭が始まります。私立、都立、毎土日10月くらいまでどこかしらでやっています。自分が行きたい、もしくは行くかも知れない学校の文化祭は出来るだけ見に行くといいです。ただ、あくまで中間期末、V模擬優先になるので思うように行けないという場合もあるので、そこはもう諦めるしかありません。

 

学校説明会も最終になるのでここでは行かなければなりません。ここでもちろん都立が第一の場合でも私立の学校説明会の参加は必須です。殆どの学校が1月に併願優遇に出願する場合に、学校説明会の個別相談で併願優遇の申請をしておかなければなりません。出願書類もここでしかもらえな場合もあります。学校によってはWEB出願という場合もありますが、学校によって様々なので「WEB出願だと思ってた」じゃ済まされない場合もあるので、説明会に一度は行くことをおすすめします。

 

都立、私立ともに日にちがかぶっている場合もあるので、ここでスケジュール管理は緊張感を持ってやるしかありません。インターネットで調べることになりますが、子供だけで難しい場合は親が頑張る覚悟が必要です。これは意識低めの家でもやるしかありません。ここをのがしたら、どこの高校にも行けないなんてことすら起こりうるからです。

 

都立は必ず親子参加というわけではないので、友達と一緒に行ってくれれば楽なのですが、仲の良かった子が必ずしも同じ様な学力とは限らないので難しい場合も多いでしょう。私立は必ず親子での個別相談会が併願優遇や単願推薦の申請に必要な場合があるので志望校が決まったらホームページでよく確認して優先的に参加するようにしましょう。

 

最終の中学の進路説明会の参加

9月の始め頃に最後の学校での進路説明会があり3月の都立の3次までの流れについてタイムスケジュールが知らせれます。これまでに把握していないという場合は必ずここは出ておいた方がいいです。出席出来ない場合は子供が冊子をもらってきます。読めばある程度分かりますが、注意事項などは先生が強調して話すのでよくわかります。いくつかの絶対の締め切り時期があるのでそこをこの時点でしっかり把握しておくと失敗の可能性はグッと減ります。

2回の三者面談

「えっ!2回も!」と驚きですが1回1回学校側で意味があってやっているようです。一回目は中間が終わり2期制だと前期の成績が出た後になります。これと9月始めの学力テスト、学校のV模擬みたいなものですがこの2つを照らし合わせて志望校の話をします。一回目の面接の後に内申に響く最終試験があるのでここでガガッと上がる人、下がる人を想定して2回になっているのかもしれませんが、正直意図がよく分かりません。志望校がはっきり決まっていれば伝えてお墨付きをもらう感じです。 

 

内申点や部活や委員会など中学校生活について高校に伝える書類、調査書についてもここで先生に要望があれば伝える事も出来ます。成績を1上げて下さいとかそういうのは無理ですが、例えば学校外のスポーツのクラブチームに所属していてそこでの優勝について書いて欲しいと頼めば付け足してもらえます。この時だけじゃなく調査書については随時、漢検や英検の合格など学校外の情報については伝えて付け足してもらえます。

 

二回目の面談は私立は併願優遇にしろ単願推薦にしろここで決定です。書面に書いて提出します。12月中に生徒が志望し説明会で事前申請した学校全てに担任が挨拶に行くというから先生も大変ですね。ここで高校の先生と担任が生徒についてどんな話をするのか興味がありますね。三者面談についてはこちらもご覧ください。

 

併願優遇と単願推薦と都立推薦の最終決定

併願優遇と単願推薦の決定

最終の内申が決まっていよいよ志望校を決定して担任に2回目の面談で伝えます。先に書いてきた併願優遇、単願推薦のための事前申請は必須になります。内申点が足りなければ申請することが出来ませんので足りていれば学校の方ではダメとは言われず、そして殆どこの二つの場合は出願できれば合格という流れになります。逆に内申点が一点でも足りなければこの面談で地獄をみることになります。

 

都立推薦の志望校の決定

都立高校の第一志望校と都立の推薦の希望もここで伝えます。特に都立推薦についてはここから、一般受験だけで行く場合と1月からの提出物も変わって来ます。都立推薦については学校の方で無理だからダメですとか言われることはないようですが、集団面接の練習や小論文の練習など時間を取られるので一般入試の勉強と合格率を天秤にかけて出願するかどうか考えることも必要です。

 

都立一般の志望校のデータ収集

都立高校の一般だけで行く人はここで第一志望校を伝えるだけで、これはまだ変更も出来るので仮と言うつもりで言っておくことも出来ます。というのも、都立の出願は2月の始めなので、1月の最終V模擬でガーンと成績が上がれば「こっち行ける」という感じで変更できます。

 

学校としてはここで第一志望を聞くことは1月始め発表される校長会倍率のデータ収集のために必要です。各学校の校長がこの面談で集めた都立第一志望のデータを持ち寄って集計したものが1月10日前後にネットで発表されるのです。推薦と一般がごちゃまぜの希望者の倍率になりますがこれが一般入試の倍率に近くなるとも言われています。

高校入試の3年の冬休みから3学期にやること

ついに秒読みになってきました私立の推薦ならもう一ヶ月を切って来ます。ここからは完全に結果につながってくる正念場ですね。ここまで頑張って書いてきたので一番大事なことをここで伝えられればと思います。

 

冬期講習

ここでついに内申点が決定し都立第一志望の場合、今までのV模擬の成績だとどれだけ自分の力が足りていないのか明らかになって来ます。それだけに頑張りが効く時で「一生で一番勉強した」となればまだまだ第一志望への階段を登っていくことは出来ます。

 

塾に行っている人は冬期講習に朝から晩までお金を払えば行くことも出来ますが、教材も含めて2週間くらいで4万円位は覚悟が必要です。個別指導になればもっと高額になりそれでも、私立の都立で一般しか道がない人は無駄にならないかもしれない教育投資になることは間違いありません。

提出書類の準備

私立も都立も願書は12月中には揃っているはずです。受験票に必ず写真添付欄があるので私立も都立もそこに貼る必要がありますが、学校で撮影したものがもらえるので私立も都立もそれが使うことが出来ます。

 

都立推薦の場合は自己PRカードもここで提出します。一般の子が合格後に提出するものと同じなのでここで混乱が生じがちですが、願書と一緒に提出するのは推薦の場合だけです。

 

親として気を付けてやらなければならない仕事は受験料の振込です。都立は一般も推薦も2200円、私立は色々ですが15000~30000位で、平均だと都立の10倍くらいのようです。これを銀行か郵便局の窓口で振込し領収書に領収印を押してもらわなければなりません。この領収書を願書に添付します。これは親がやらなければならない仕事なので心しておきましょう。うちは提出物とか親子でヤバい家だったので先生が最後の三者面談や他の用事で電話した時に繰り返し言って下さいました。

 

都立推薦の準備&出願&試験

都立の推薦の出願が決まったら12月から1月にかけて集団面接と小論文の準備をします。学校では申し訳程度にやってもらえるようですが、塾の講習の方がクオリティは高いです。ただ都立推薦は内申点が大きく左右するようなのでいくら集団面接と小論文が優れていてもそもそも内申が全然足りなければ受かることはないようです。

 

そして準備をしていたかと思うと出願、入試、合格発表と一気に2月頭までには終わってしまいます。例えば令和2年だと1月22日願書受け付け、26日27日の土日に入試、31日合格発表。。ということでスピーディーです。あっと言う間にキンコンカンコンかチーンが決まってしまうということです。

 

「宝くじに当たるようなもの」とさえ言われる合格率なので落ちる人は多いです。落ちてしまった人は一般受験に進みますが、受験の手ごたえで終了日か翌日から5科目の勉強モードに切り替え再スタートをする必要はあるでしょう。

都立一般の志望校決定から出願

志望校の決定

何度も最終決定してきているように思えて来ますが、都立高校は出願が2月始めなのでそれまで迷う猶予は実はまだ残されています。そして、V模擬は1月中に1週目2週目で2回あります。冬休み中の頑張りでドッカーンと成績が上がれば一つ上の学校に出願出来る可能性もあります。うちが通っていた塾では1月中これにプラスして2回塾内だけの模試がありそれも参考にしました。ここで志望校を上げるのは非常にスリリングではありますがやる人も中にはいるようです。

 

都立一般の出願

都立推薦の合格発表からすぐの2月初旬ついに都立一般の出願になります。ちなみに、令和2年は5日と6日でした。もし推薦で落ちてしまった場合気持ちを切り替え一般に出願という運びになります。

 

土日以外は推薦入試、私立、都立一般全て出願は学校から出発し提出が終わったら学校に戻るようです。ここで大体どんな人が受けに来ているかも知ることになります。受験日に必要な受験票をもらいますが、塾で受験番号のデータ収集を行う場合があります。それに基づき教育委員会の発表のより一早くおよその倍率を把握するためです。

 

うちの子の出願した学校は5本の指に入る倍率でしたが変更はしませんでした。併願優遇の学校にも行きたくないと言ってたのに、チャレンジャーだなと思いました。

 

いずれにしても、ここ2日で一回目の倍率が明らかになります。これを見た時の笑いと涙は微妙な所で、ここでどういう行動に出るかはそれまでの努力値とかメンタルの強弱とか、親の考え方とか色々で変わってくる所でしょう。

 

この時の倍率を見て何と何と出願のし直しが出来るのです。ちょっと株?的な感じですか?ここで参考になるのはやはり塾の意見です。塾の方で変えた方がいいですよとダイレクトに言ってくるとは限りませんが、蓄積データがあるので迷いがあったら相談してみるといいでしょう。併願優遇しているなら冒険もありだと思うので、最終的には子供に任せるということになるのでしょうか。

 

願書取り下げと再提出

一回目の倍率で志望校を変える選択をした場合は一週間後、提出した学校に取りに行って変更する学校に再提出に行きます。ちなみに、令和2年だと12日13日でした。

 

例えば令和2年なら5日か6日に提出し倍率が出て変える場合の一週間の間に担任に相談し校長の確認をもらい、志願変更願を作成します。

 

12日、志願変更願と受検票を一つ目の高校に提出し出願時に提出した書類、調査書を返してもらいます。

 

13日、最終的に決めた学校に提出に行きますが、書類は全書き変えじゃないのがありがたい所です。変更後という欄に新たに提出する学校を書くだけです。面接がある学校に限っては自己PRカードの書きかえが必要なのでちょっと大変になります。

 

この変更が終わった後最後の倍率が発表されます。ここからはもう自分の決めた道を行くしかないという所でしょう。ここで最後から2番目の笑いと涙の山が一度はあると言えますね。笑いを笑い出来るか、涙を笑いに出来るか。本当のラストスパートの約一週間のスタートです。

 

都立一般入試当日

いよいよ試験当日です。道順は願書提出の時に経験済みなので安心です。と言いたい所でしたが、うちの子は反対に乗ってしまったので少し早めに出ておく必要は絶対あります。持ち物は願書と上履き、昼食あたりが持ち物には書かれているのですが、塾では腕時計を持って行った方がいいと直前に言われました。用意出来なかったので持たせませんでしたが腕時計はV模擬の時から受験の必須アイテムなのかもしれないです。ちなみにうちの子は違いましたが。

 

8時半集合で9時から50分間ずつ国数英の試験が行われます。間の休憩は20分です。英語の後12時10分~13時10分まで一時間のお昼休憩があったのが良かったとうちの子は言っていました。V模擬でぶっ続けの5科目の練習をしてきたので余裕があったと話していました。

午後は社会、理科と続き終了です。

 

問題は持ち帰れます。うちの子の塾だと必ず答えを問題に写してくるように言われていたようです。その足で塾に寄り記述式以外の採点はしてもらえます。そこで合格不合格の予測が出来て記述式以外で合格圏内であれば塾から親にも電話がかかって来ます。

 

都立合格発表

合格発表まで意外と長いですよ。令和2年だと3月2日なので10日以上です。発表まで悶々とした日々を過ごすことになります。うちは塾で合格とお墨付きをもらったのですがおっちょこちょいの子なので全部欄を間違えてるとかあり得るんじゃないかと全く信じられず、家族全員で信用していませんでした。本人だけは合格したと周囲に言いまくっていて親はハラハラの時を過ごしました。

 

合格の場合

子供は学校から都立を受けた人全員一斉に出発します。うちは学校の前で待ち合わせしました。都立の場合は学校外に貼りだされていて自分の番号があるか確認してあればその日のうちに合格手続きをします。2日間期間がありますが殆どの人がその日にやって帰る感じです。

 

入学金5,650円の入金は後日なので、その場では書類提出だけですがこれをしないとせっかく合格しても入学することが出来なくなってしまいます。制服の採寸などやっていればそれもして帰る感じになります。

 

この日は大体親子で来ている場合が多いので何となくどんな家庭のどんな感じの子が合格したのか知ることが出来ます。

 

不合格の場合

もし番号がなかったら、併願優遇しているなら直に学校に入学手続きに行きます。大抵は翌日まで猶予期間がありますが、こちらは入学金を支払い領収書を持っての入学手続きになるのでお金の動きが全く違います。

 

うちも覚悟していて、私の方が先に自転車で着くだろうということになっていたので、もし落ちていたらそのまま併願優遇した学校に親だけで手続きに向かうという約束になっていました。そうなると、私の存在の有無で合否が分かってしまうから、どっちにしても姿を見せないでもらいたいとか勝手なことを言われていました。

 

おわりに

合格したものの何だか浮かない日々を送っている親子ですが、とにかくどちらかと言うと意識低めの家庭としては、最後ドッカーンと上がった感じの結果だったのではないかと思います。この学校が子どもに合っているかは未知ですが、受験期間を含めた中学3年間は子ども自身の刻んだ道筋、本人にとってかけがえがない意味のある通過点で、ここがあるからこその、この先が続くのだと確かに思えます。